ひこねの駅研究所

江ノ電と駅について書いていくつもりです!

「タンコロまつり2023」に行ってきました!

どうもこんにちは、ひこねです( ̄  ̄)ノ

今回は、この土日(12/2, 3日の10時~15時)に極楽寺検車区で行われた「タンコロまつり2023」のレポを書こうと思います。

 

「タンコロまつり」とは、江ノ電が毎年この時期に開催するお祭りで、その名の通り「タンコロ」が主役となっています。タンコロは、上画像のような江ノ電の旧車の愛称です。

タンコロは昭和6(1931)年から(初期型は昭和4年から)昭和60(1985)年に引退するまで、江ノ電を走った車輌です。最盛期は全部で17輌いましたが、引退前は107号車と108号車の2輌になってしまいました。引退後の現在では、107号車は由比ヶ浜の海浜公園で静態保存、108号車は極楽寺の車庫で動態保存されています。

タンコロまつりは、この108号車が一般開放され、見学できるお祭りです。貴重な機会なので、行く価値は十分にあると思います。

 

さて、私が行ったのは日曜日なので、12/3日分を記事にします。

 

▲パンフレットの裏面

車庫横の踏切から会場に入ります。

 

すると、早速ミニ江ノ電がお出迎え。全長はわずか20mほどですが、子どもも大人も楽しんでいました。江ノ電FCによると、800人以上もの人が乗車したそうです。

 

ミニ江ノ電の「タンコロ前」降車場で降りると、メインのタンコロが鎮座していました。今回は入りませんでしたが、中に入って見学することができます。保存状態の良い昭和初期の軌道用車輌をじっくりと観察できる、貴重な機会ですね。

ちなみに、今年はバスはいませんでした。

 

そしてタンコロの後ろには…

ん? なんかいるぞ…!?

 

 

実は、今回は2005年に引退した304号車……

 

……の、生首も展示されていました。しかもさよなら運転のプレート付き。
ちなみに、304編成も元はタンコロで、106・109号車をくっつけて改造したものです。

 

 

また、車庫の奥には休憩用車輌の500形(501編成)が停車していました。

車輌の前に机とのぼりがありますが、今年はクイズもやっていたみたいですね。

 

 

 

タンコロの向かいでは、三菱電機京福電気鉄道湘南モノレールのブースや、江ノ電の部品販売所等がありました。
三菱電機のブースでは、以下の昭和2(1928)年の藤沢駅の図面をプリントしたクリアファイルが頒布されていたようです。

昭和2年移転時の藤沢停留場図面
(国立公文書館蔵)

京福電気鉄道(嵐電)は、江ノ電と姉妹提携をしており、度々それぞれがお互いのイベントに顔を出していますが、タンコロまつりに嵐電のブースが設けられるのは、数年ぶりだったようです。

 

この向かいでは、江ノ電FCのグッズ販売やジオラマの運転が行われていました。

 

今回は大体こんな感じですかね。なお、2日間で計3785人が来場したそうです。
昨年復活した「タンコロまつり」、この調子で毎年開催できるといいですね…!

 

 

ちなみに、会場の付近では「イナシュウ」さんが新刊の頒布をしていたようですが、これはまた別の機会に…。

 

では、今回はこの辺りで失礼します。( _ _)