どうもこんにちは、ひこねです( ̄  ̄)ノ
既報の通り、2月に江ノ島駅・長谷駅の構内踏切が廃止されましたね…。ということで今回は、江ノ電に残る構内踏切・通路を紹介します。
1.稲村ヶ崎駅
まずは稲村ヶ崎駅。駅舎と島式ホームを繋ぐ構内踏切で、「タウンニュース」の記事「江ノ電江ノ島駅 構内踏切を廃止」によると、当面は運用するものの将来的には廃止されるようです。
ところで、島式ホームに繋がるこの踏切をどうやって廃止するんですかねぇ…。市道の踏切には当然出入口を設けられないでしょうし、跨線橋や地下道を造るのは手間でコストもかかりますし…。かといって、用地と構造の都合上、線形改良をしても相対式ホームへの変更は難しそうですしね…。
そもそも、なぜ構内踏切を閉鎖するんでしょう…? こちらは当分の間存続することから、CTC関連ではないはずです。安全上の理由だとしても、駅を無人化している時点で矛盾しているとも思えます。
詳細はわかりませんが、江ノ電と小田急のことですから、きっと何か優れた考えがあるものと期待します。
2.鎌倉高校前駅
次に鎌倉高校前駅。江ノ電の駅には「停車場区域標」が設置されていないので、実際に駅構内かどうかはわからないですが…。もし構内でなければ、国への申請って…(((
小さいながらに遮断機と警報灯を完備しており、その風貌は踏切そのものです。「ふみきり ちゅうい」と書かれた看板があることからも、江ノ電は踏切だと認知しているようです。
ホームと国道を繋ぐこの踏切は、元々は現在と反対側の、鎌倉寄りの端にありました。移設時期はわかりませんが、ホーム藤沢寄りの延伸部分が1978年6月に使用開始し、現駅舎(改札小屋)が1980年2月に新築されたことを考えると、この間でしょうか。
3.鵠沼駅
最後は鵠沼駅。ホーム鎌倉寄りにあります。知人によると、駅高架化工事後、エレベーターが整備される前に車椅子用通路として使用されていたそうです。もちろん、現在は作業員用通路としての機能を果たすのみです。
私自身も旅客に開放されていたとは知らず、全面スロープで遠回りする構造に疑問を抱いていましたが、説明を聞いて納得しましたね…。
構内踏切・通路については以上です。
江ノ電の構内通路(※)は、戦前は最大7停留場にあったようですが、戦後に5駅に減少。鵠沼駅の高架化・バリアフリー化と先月の構内踏切廃止を経て、現在では2駅のみになってしまいました。
※旅客の通行できるもののみカウント
個人的に構内踏切のある駅は味があって好きですし、「江ノ電らしさ」の一つでもあると思うので、残せるのであれば残して欲しいですね…。
では、今回はこの辺りで。( _ _)