どうもこんにちは、ひこねです( ̄  ̄)ノ
お正月も終わり、新年らしさが薄れてきた今日この頃。私はというと、ちょうど先週から今週の頭にかけて、忙しさのピークでした…。
さて、最近音沙汰ない「江ノ電駅史」が権五郎社前まで行ったので、今回はこちらを紹介したいと思います。
極楽寺隧道は長谷-極楽寺間(廃駅を含めると、権五郎社前-極楽寺間)にあるトンネルです。極楽寺-大町間の延伸に伴って掘削され、明治40(1907)年の2月に開通(竣工)しました。掘削工事は、なんとすべて手掘りで行われたんだとか!
このレンガ造りの風貌は竣工以来変化なく、116年前の姿を今に残しています。あの関東大震災でも崩壊しなかった(多少のレンガの崩落はあったそうですが…)というのは、結構すごい事だと思います。
さて、この極楽寺隧道、実は出入口にそれぞれ名前がありまして…。
まずは藤沢側。「極楽洞(ごくらくどう)」といいます。鎌倉市景観重要建築物等に指定されています。隧道上部の「極樂洞」の字は、第2代韓国統監として尽力した曾禰荒助が揮毫したものです。(画質が悪いのはご愛嬌)
続いて鎌倉側。「千歳開道(ちとせかいどう)」といいます。こちらは「ドウ」の字は「洞」ではなく「道」が正しいです。こちらも同じくレンガ造りですが、手前にシェルターがあって見えません。
同じく隠れて見えませんが、こちらにも内閣総理大臣を務めた松方正義の揮毫した「千歳開道」の字があるはずです。
ちなみに、極楽洞・千歳開道を含めた極楽寺隧道は、「土木学会選定土木遺産」に認定されています。
では最後に、観光客があまり見る機会のない「夜の姿」を載せて〆ます。
定期的に配置されているトンネル内の照明が幻想的で、未知なる世界に吸い込まれてしまいそう…。
ではまた( ̄  ̄)ノ