どうもこんにちは、ひこねです( ̄  ̄)ノ
今月3日に江ノ島駅の構内踏切が、17日に長谷駅の構内踏切が、それぞれ閉鎖されます。今回はこの見納めレポをします。具体的には、変更前の2024年1月28日時点での様子について簡単に執筆します。
1.江ノ島駅(1月28日時点)
まずは江ノ島駅。2024年2月1日現在、当駅は1番線側に駅本屋(駅舎)・待合室・トイレが集中しており、2番線側には券売機含め何もありません。お客の多そうな鎌倉方面行ホームの設備が整っていないなんて…。閉めちゃって大丈夫なんでしょうかね…?
構内踏切の現状はこんな感じ。幅は広めで、3, 4人くらいなら横並びでも通れそう。駅舎と繋がっていることもあって、ここを通れればかなり負担が減るんですけどね…。
ただ問題は、通れなくなるだけでなく、迂回するには一度改札をくぐらなければならなくなること。言い換えれば、間違ったホームに入ってしまえば、追加料金を支払わなければならなくなるということ。地元民は慣れてるので良いですが…ねぇ…。(まぁ、流石にしばらくの間は救済措置があるとは思いますが…)
こちらは2番線側の改札口。何やら黄色いテープが貼られています。大きさは290mm×380mm(真ん中は大きく、600mm×380mm)。集札箱や精算機でも置くのでしょうか?(そうでもしないと、流石に設備不足ですもんね)
江ノ島駅は、とりあえずこんなところです。
2.長谷駅(1月28日時点)
次に長谷駅。こちらも江ノ島駅同様、2番線側に駅本屋(駅舎)・待合室・トイレ・コインロッカーが集中しており、1番線側には何もありません。こちらは混雑する鎌倉方面行ホームの設備が整っているので、まだマシでしょうか…?
…と思いましたが、そういえば1番線側の出口は簡易改札機しかないんだった。やる人はいないと思いますが、やろうと思えば不正乗車ができてしまう有様。なんてこったい…。
ところで、こっち側のタッチ決済はどうするんだろう…?
長谷駅の構内踏切は、江ノ島のものより狭く、また非常に混雑する駅なので、右側通行になっていました。
観光で当駅を利用する方のほとんどが長谷寺や大仏へ向かうので、県道の踏切の混雑が大変なことになりそうですね…。
江ノ島駅同様、こちらの海側改札口(不便になる方)にもテープが貼られており、何かが設置される模様です。規格も同様の290mm×380mmなので、同一のものが置かれるものと思われます。
長谷駅についてもこんなところですかね。
3.閉鎖事由
ところで、なぜいきなり構内踏切を閉鎖することになったのでしょうか。これについて、ポスターやHPにもある通り、公式は「新信号システム」の導入を挙げています。
江ノ電は現在「CTC(列車集中制御装置)」と呼ばれる信号システムを導入すべく、工事を行っています。CTCとは、信号や分岐器などを、各駅でなく、列車制御所や運転指令所で遠隔・集中制御するシステムのことです。つまり、今まで長谷・稲村ヶ崎・江ノ島などの駅で行っていた信号関係の管理を一箇所にまとめ、そこでまとめて制御しようというわけです。
「タウンニュース」の記事「江ノ電江ノ島駅 構内踏切を廃止」によると、公式は、現在一部手動で運用している構内踏切がCTCの制御対象になっていないため、廃止するのだという見解を示しているようです。
機械関係の話には詳しくないので何とも言えないのですが、一利用者としては、CTCの導入日に構内踏切を閉鎖すれば良いのでは、と思いました。それが3月になるか4月になるかはわかりませんが、仮にCTC導入のために半月程の準備期間が要るとしても、少なくとも最低限の仮設備(トイレ・清算等)を整える時間はあるはずです。トイレは仮設のものを置けば良いですし、清算・無札・誤入場も、とりあえずは人を配置しておけば良いわけです。それとも、先に閉めざるを得ない別の理由があるとか…?
そもそも、構内踏切がCTCで制御できないとのことですが、同様にCTCを導入していながら構内踏切のある駅を持つ一畑電車のように、うまいこと制御することはできないんでしょうか?それとも、一畑の構内踏切はCTC制御じゃないとか…? もちろん、双方で状況や条件が異なることは理解していますが…。
「構内踏切の閉鎖による困り事」については予見できることも多いので、流石に江ノ電も対策を考えてあると思います。閉鎖後にどのような措置が取られるのか、今後に期待するしかないですね。係員のいない改札口にインターホンを設置したりするんですかね…?
では、今回はこの辺りで。( ̄  ̄)
閉鎖後の様子は、また記事にします。